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社会は「ことば」で、できている。「ことば」が社会を動かしている。
<ことばオロジー>

KOTOBAOLOGY(ことばオロジー)とは?

社会は、「ことば」で出来ています

人々がコミュニケーションにより意思疎通を繰り返し、共通の価値観と秩序を築きあげた空間、それが社会です。 コミュニケーションの手段は「ことば」です。したがって、私たちの社会は「ことば」によって形づくられている、と考えることができます。

そして、「ことば」が人々の行動を導いていきます

たとえば、地球のCO2濃度が上昇する現象のことを、日本の社会は「地球温暖化」ということばで呼びならわし、共有しました。 もしこれが「炭酸ガス増加」という呼び方だったら、はたして日本人は夏にネクタイをほどき、打ち水をしたでしょうか? 同じ頃、欧州ではこの現象をおもに「低炭素経済」と呼ぶことで、いち早く産業創出の動きが起きました。 このように、同じ現象・事象であっても、それがどのような「ことば」で表現されて社会に定着するか、により人々の行動は大きく変わるのです。

社会が共有した「ことば」には、人々の「集合無意識」が反映されています

「ことば」は決して、偶然に選ばれているわけではありません。 社会を構成する人々の潜在的な感情や欲求を表現した「ことば」が、無意識のうちに集合的に選択されているのです。

だから、「ことば」を見ればその社会のありようがわかります

たとえば、ものごとを肯定的に評価する際、なぜ最近は「ヤバイ」ということばが用いられるのでしょうか? 「いいね!」ということばが共有される背景には、人々のどのような潜在意識が存在するのでしょうか? 「ことば」は社会を映す鏡です。「ことば」を見ればその社会のありようがわかるのです。

「ことばの考現学」、それがKOTOBAOLOGYです

このように、集合無意識的に選択され共有されたさまざまな「ことば」に注目し そこから社会のありようを読み解き、人々の潜在的な感情や欲求を洞察するいわば「ことばの考現学」とでも呼ぶべき方法論のことを、KOTOBAOLOGYと名付けました。

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